About

東京や大阪など日本の大都市の建築ストックはこれからますます築年が経過し、やがて解体後に土に帰っていくライフサイクルの後半戦に。終わり(=解体)に向けて境界が溶け素材に戻っていく建築は歳を重ねた人のように寛容になり多様な人と文化、価値観、アクティビティを受け入れるようになります。

また、都市機能の小型化・分散化が進展しています。都心に通勤して週5日間40時間を都心のオフィス街で過ごすライフスタイルから自宅やサードプレイスでの業務が可能になるとともに、働くママの活躍や副業の広がり等、都市の中での人の動き方は多様化しています。近代建築理論がその前提とした建物と用途の1対1対応は崩れ、一つの容れ物が様々な機能を提供するようになります。

一方で、都心は大手デベロッパーによる超機能複合型の大規模開発を通じて単なる業務・商業都心からエンターテイメントとホスピタリティーを軸にした『ハレの場』に進化しています。都心周辺部は日本の都市が元来持つ豊かな界隈性を残しながら、職住近接型のイノベーション・コミュニティになり、都心部は非日常の場に。これが今後の日本の都市に生まれる構造的変化についての我々の見立てです。

こうした構造的変化の中で、必ず周辺部に刺激を与え変化を促す建築や場所が生まれてきます。そのような場所は建築的に魅力的なものであることと同時に、そこで働き場を作り出す『人』がより大きな役割を果たします。建築・不動産プロデュースは『人とチーム』のプロデュースであると考えています。同時に、このような面白い変化を巻き起こすための実現装置としての資金調達はとてもExcitingな課題です。従来の不動産投資は都市におけるこのような「先導者」的プロジェクトがもたらす外部経済を適正に評価できませんでした。不動産投資、PE投資、インキュベーション投資、といった既存のファイナンスの枠組みを融合させた新しい資金調達プラットフォームの実現。このような仕組みを作り上げることを通じて、単なる面白いプロジェクトの集合体、を超えたビジネスの創出にチャレンジしていきます。

株式会社MVibes

150-0012 東京都渋谷区広尾5-4-16 EAT PLAY WORKS内

共同創業者代表取締役:吉嶋 法生

共同創業者取締役:北澤 直

お問い合わせ